三菱ミニキャブU61V ブレーキパッド&ブレーキロータ交換 本日の整備車両は三菱ミニキャブです。新規のお客様でブレーキに違和感があるということでご入庫しました。早速点検整備をしていきます。 ブレーキをすると前方左からキーキー音が鳴っていました。タイヤを外してブレーキパッド残量を確認するとパッド(ライニング)残量が無くパッドが取り付けられている金属のバックプレートのみと非常に危険な状態でした。またディスクローターも削れています。 ブレーキは金属のディスクローターを摩擦材のパッドで挟み込み運動エネルギーを熱エネルギーに変換して車を止めています。1トン以上ある車を停止させるためにはものすごい摩擦があり熱がでます。ディスクローターの鉄とバックプレートの鉄では摩擦係数が高すぎてローターが削れてしまい最悪ローターが割れてしまいます。割れてしまうとブレーキが効かなくなり大変危険です。今回はお客様がお気づきになられたので大事にいたりませんでした。早速整備に取り掛かります。 ブレーキパッド左ブレーキディスクローターを交換していきます。本来ブレーキローターは左右同時交換が望ましいですが、右はパッド残量がありローターが削れていなかったためお客様と相談したうえで左のみ交換をして予算を抑えることになりました。こちらの車両は27万キロ走行しておりディスクローターの交換した形跡がありませんでしたのでかなり固着していました。ローターを外すためのサービスホールがありますが強度が低く固着しているとあまり使えません。ノウハウを駆使して取り外していきます。 無事取り外せました。かなり削れています。熱による影響でブレーキピストンシールなどのゴム類に異常がないか確認してスライドピンの固着が見受けられました。スムーズにブレーキキャリパーが動くように研磨、グリスアップを施しました。スライドピンが固着しているとパッドの減りが早くなりこちらの車両のように左右でパッドの減りが変わってしまいます。 交換完了後試運転をするとペダルを踏むとスカスカとブレーキに違和感がありました。べーパーロック現象が考えられます。べーパーロック現象とは前述したようにブレーキパッドがないと摩擦熱が高すぎるためブレーキフルードが沸騰してしまい気泡ができてブレーキを踏んでも圧力がブレーキに伝わらずブレーキが効かなくなる現象です。摩擦熱は正常のブレーキでも2ℓの水が時速100キロで急ブレーキをすると3秒で沸騰してしまうほどの熱です。ブレーキフルードは水よりも沸点は高く新品では200度以上です。しかしフルードを交換してから年数が経ち空気中の水分を含むと150度ほどと沸点が下がってしまいます。フルード交換の目安は車検ごとに交換が望ましいです。上記の条件が重なりべーパーロック現象が起こったと考えられましたのでブレーキフルード交換のエア抜き作業も追加しました。試運転後問題のないことを確認して作業完了です。ブレーキパッド左ブレーキローターブレーキフルード上記の整備内容で整備代金は28,590円です。一年ごとの定期点検ではブレーキパッド残量、ブレーキフルードの量をチェックしますので今回のような事例を未然に防ぐことができます。パッドの残量が減ってくるとパッドのバックプレートに接触する前にキーキー音がなるようにインジケーターがついていますのでブレーキをするたびに音が鳴りましたらリペヤまでお問い合わせください。軽バン専門店ならではのノウハウを活かして省ける整備は省き、走るために重要な整備は実施。走って稼ぐ軽バン整備をしています。お客様の整備ご予算の提案も大歓迎です。お車の状態、予算内で走って稼ぐ車に仕上げていきます。
スズキ エブリイ スパークプラグ交換 本日の整備車両はスズキ エブリイのスパークプラグ交換です。軽バンのプラグはシビアコンディションにさらされているため一般の車両よりも劣化が早いです。エンジンの燃焼に大切な点火装置です。なので劣化すると、正常に点火されず燃費の悪化、エンジンの出力低下最悪エンジン不動に繋がってしまいます。軽バンも排気量が大きい乗用車も同じプラグを使っていますが軽自動車は排気量が小さいため乗用車に比べエンジン回転数が高くプラグに負担がかかります。また軽貨物の使い方では駐車が頻繁でエンジン始動を繰り返すためプラグにカーボンが付着しやすく劣化の要因となっています。一般的なスパークプラグの交換目安の距離は2万キロほどになっています。イリジウムプラグや白金プラグは10万キロとなっています。リペヤでは距離だけを目安にしておりません。お客様の走行状況により劣化具合が変わりますので点検時に必ず目視による点検とプラグギャップのチェックをします。今回の車両は点検時にプラグの劣化が見受けられましたので交換いたします。早速整備に取り掛かります。 プラグホール付近にはゴミやチリがありますのでエンジン内部に入らないようにエアーを吹いてから作業をします。またプラグと一体になっているイグニッションコイルの点検も同時にします。こちらも故障しやすい部品になりますのでしっかりチェックです。リペヤではお客様にイリジウムプラグを提案しています。少しお値段は高くなりますが標準プラグでは交換サイクルが早すぎるため整備工場に持っていく手間、工賃を考えるとイリジウムプラグのコストパフォーマンスは良いです。スパークプラグを規定トルクで締付けエンジンのかかり具合エンジンの吹け上がりに問題ないことを確認して作業完了です。エンジンのかかりが悪い、吹け上がり、アイドリングが安定しないなどありましたら、お気軽に問い合わせください。軽バン専門店ならではの実績がありますのでお客様のお車にあった修理を提案できます。
スズキ エブリイ タイヤバースト 事故 バンパー破損 本日の整備車両はタイヤがバーストしてしまいコントロールを失い壁に接触して単独事故を起こしてしまったエブリイです。幸いにもお客様にケガがなかったです。 ご予算の都合でコストを抑えた修理をします。早速バラシて損傷箇所を見ていきます。擦れて接触したのでフレームが曲がるような損傷がありませんでした。フレームが曲がってしまうと板金修理が必要となり修理費が高くなってしまいます。こちらの車両はフェンダー取付穴などの簡易的な板金で修正ができそうでした。 交換部品は中古ヘッドライト中古フェンダー新品バンパーになります。 交換は板金塗装に比べ安くなるケースもあります。中古と新品部品を組み合わせてコストを抑えます。 曲がってしまったフェンダー、バンパーの取付穴を修正して部品を交換していきます。 中古ヘッドライトはくすんでいたためポリッシャーで磨き、コーティングを施します。 新品のような輝きになりました。修理代金は106,000円とお客様のご予算内で修理することができました。今回の事故はタイヤの摩耗具合に気が付かずく事ができなかった為招いてしまいました。タイヤは走行環境により摩耗具合が変わります。荷重が重かったり、ゴ―ストップが多いとその分タイヤの減りは一般に比べ早いです。リペヤでは定期点検でお客様の走行状況によりタイヤ交換タイミングをある程度予測できます。またタイヤローテーションを行い摩耗の進行を遅らせることができます。しかし軽貨物の定期点検は一年に一回と走行距離と点検スパンが適切ではありません。事前にバーストなど故障を未然に防ぐためにも義務である日常点検を行いタイヤの状態をしっかり確認していただきたいです。
エブリイ ロアアーム交換 縁石乗り上げて破損 本日の整備車両はスズキ エブリイです。まっすぐ走らないとのことでご入庫しました。 早速試運転をしてみるとハンドルセンターがまっすぐではありません。現象を確認しましたのでリフトアップをして点検をします。今回は目視で原因がわかりました。 フロントロアアームに接触した跡があり曲がっていました。ロアアームはタイヤの内側に取り付けられていて車の足回りを構成する中で重要な部品です。そのため曲がってしまうとタイヤに影響がありハンドルセンターがズレたりタイヤが偏って摩耗してしまいタイヤがすぐにダメになる最悪なケースだとタイヤのバースト(パンク)など様々なトラブルの要因になってしまいます。ロアアームは走行時にかかる力には頑丈ですが衝撃などの力には弱いです。縁石に接触すると簡単に曲がってしまいます。縁石に接触は起こりやすいケースです。早速交換作業をします。 今回の接触は軽度でしたが、他にも衝撃の影響がないか確認しながら取り替えます。慣れている作業でさくっとロアアーム取付できました。ボルト本締めはタイヤ接地状態で取り付けます。接地状態にしないとロアアームのブッシュが、タイヤ接地状態の時にねじれてしまいスムーズにタイヤが動かなくなってしまいます。ロアアーム交換後、ハンドルセンターのズレがないこと異音がないことを確認して作業完了です。
スズキ エブリイ ラジオが聞けないアンテナ破損 アンテナ交換 スズキ エブリイ アンテナ破損にてご入庫いただきました。こちらのアンテナはラジオの電波を受け取ります。手動でアンテナを伸ばすので縮め忘れると…洗車機や天井が低いところで簡単に折れてしまいます。折れてしまうとラジオが受信できません。 では早速作業に取り掛かります。ラジオのアンテナはルーフから運転席足元までケーブルが通っています。アンテナが根本で折れているとケーブルを通すのが大変ですが今回は少し残っていました。 残ったアンテナケーブルを使わせてもらい新たなケーブルを通していきます。 取付完了後ラジオの受信をチェックして作業完了です。エブリイのアンテナは破損しやすい箇所です。ラジオ聞けなーい。折れたー。などトラブルがありましたらお気軽にお問い合わせください。弊社ホームページから整備修理の相談お問い合わせできます。