本日の整備車両はダイハツ ハイゼットS321です。
冷却水が漏れているとのことで入庫いただきました。
早速点検してみると冷却水がラジエーターから漏れていました。
ラジエーターの経年劣化から漏れ出すことはありますが漏れている範囲が広いため
別の原因も探ります。
探っていくと電動ファンが正常に作動していません。
これでは走行風でしか冷却水が冷やせないためオーバーヒートしてしまいます。
電動ファンが動かず冷却水が冷えない。冷却通路の圧力上昇。オーバーヒートと推測しました。
電動ファンの電気回路を点検するとファンモーターまで電気が流れていましたのでモーター故障と診断しました。
ハイゼットのウィークポイントでよく壊れる場所です。
メーカー側も対策品としてモーターを再設計して対策しています。
年式、電動ファンの修理歴によりファンとモーターAssy交換になり修理代が高くなることがあります。
またエアコンで必要なコンデンサーファンも兼ねていますのでエアコンも効いていません。
それでは作業していきます。
車両前側をバラバラにしていきます。
すっきりしましたね。
ここまで分解するとラジエーター交換、ファンモーター交換は容易です。
横着をして取り外すことは可能ですがコンデンサーを傷つけてしまう恐れもありますので
リペヤでは分解します。
外したラジエーターとファンモーター
白くなっている所が冷却水が漏れた跡です。
ラジエーター交換後しっかりとエア抜き作業。電動ファンの動作を確認。試運転後作業完了です。
電動ファンが動かなくなるとエアコンも効かなくなりますので
暑いなと感じたらぜひリペヤまでご相談を!
黒ナンバー代車のご相談も承っております。