カーエアコンガス回収機新調しました。

リペヤのエアコンガス回収機が古くなってきましたので新調しました。

以前のモデルから真空ポンプとドライフィルターが強力になりました。


より真空になってエアコン通路の水分が低温で蒸発して水分除去に効果を発揮します。

また水分除去に必要なドライフィルターも大容量になりました。

 

水分はエアコンの効きに影響大です。

こちらはしっかり水分除去できます。

 

またエアコンガス量のコントロールも得意で正確に規定圧充てんできます。

近年の軽バンはガス量がシビアで±30グラムまでと細かい指定があります。

 

規定値より数値が低いと効きが悪いのはもちろん。

規定値より高いとエアコンスイッチのオン、オフが激しくなります。

エアコンの効きも悪くなり、エンジン回転数も不安定、コンプレッサーの劣化にもつながってしまいます。

しっかりとしたエアコンガス回収機でガスチャージしたいですね。

規定圧だとガツンとエアコンが効くようになります!

 

軽バンはリペヤ車両調べによると5年で100グラムほどガスが減ってしまいます。

2回の車検で減ってくる感覚ですね。

軽バンのガス全容量は300グラムほどなのでエアコンの効きが悪くなるのは明白ですね。

さらにPOE・PAGオイルにも対応していますので

ハイブリッド車や電気自動車の電動エアコンコンプレッサーにも対応しています。

まだまだ軽バンはガソリン車がメインですが少しずつEVバンもでてきています。

 

車検や1年点検の際エアコンの効き具合が気になって方は

お気軽にご相談ください。

 

エアコンガスチャージ 10,000~

エアコンガスチャージ+ワコーズ エアコンパワープラス 15,500~

 

リペヤでは平均して上記の値段でガスチャージを承っております。

 

ワコーズのパワープラスはエアコンガスの添加剤でエアコンコンプレッサーの摺動(しゅうどう)抵抗を減らします。

スムーズな動きになるってことですね。

エンジンの余計なパワーロスが減って燃費改善、エアコンの効率アップ!

メリットが大きいです!

ワコーズもぜひぜひ検討お願いします!


黒ナンバー代車のご相談も承っております!

スズキ エブリィバンDA17V 平成27年式 エアコン効かない

本日の整備車両はエアコンが効かないスズキ エブリイです。
年々エアコンの効きが悪くなってきたとのことです。
早速点検していきます。

エアコンのガス量、圧力をエアコンマシーンでチェックしていきます。
ガス量が230グラム、規定値340グラムより110グラム減っていました。

エアコンガスを補充して圧力を点検しました。
問題なく圧力があり、エアコンが効くようになりました。

こちらの車両は20万キロ走行していて
納車以来エアコン回りを点検、整備をしていませんので自然に減少したと考えられます。

家のエアコンは通常ガスは漏れることはありませんが
車のエアコンはひじょーーに過酷な環境で振動、熱、複雑な配管により僅かですが
エアコンホース接続部などからガスが漏れてしまいます。
エアコン真空引きで漏れが無いことを確認できましたので
10年で110グラム漏れたと推測できました。

漏れ点検、エアコンガスを補充して冷えてることを確認して作業完了しました。

 

エアコンガス補充は充てん量で変動しますが
6千円~1万1千円で承っております。

黒ナンバー代車の相談も承っておりますので
お困りの際,ぜひリペアまでお願いします。

ダイハツ ハイゼットカーゴ S321V 平成26年 走行不能 オーバーヒート

本日の整備車両は走行不能によりレッカー入庫頂いたハイゼットカーゴです。
水温、バッテリー警告灯が点灯しているにもかかわらず走行してしまったとのことです。

早速点検していきます。
電圧を測定するとクランキングに十分な電圧がありませんでした。
エンジン回りをチェックするとW/P(ウオーターポンプ)ベルトが切れていました。
W/Pベルトはウオーターポンプ、オルタネーター(発電機)を駆動しているベルトなので
ベルトが切れていると発電されなくバッテリー上がりを起こしてしまいます。
またW/Pも駆動されず冷却水が循環されなくなり、オーバーヒートを起こします。
今回はW/Pポンプがロックしたことによりベルトが切れて、オーバーヒート
バッテリー上がりしていました。

オーバーヒートでの二次故障では水温上昇で冷却通路の圧力があがり
ラジエーターがパンクして冷却水が漏れだしていました。

こちらの車両の走行距離は18万5千キロ走行していて偶発故障が起こしやすいです。
しっかりと点検修理をしていきます。

まずラジエーターを交換していきます。
フロント周りをばらしての整備です。

ラジエーターそっくり交換します。

また平成26年式のS321Vのラジエーターファンモーターは故障しやすく

走行距離を考えると交換が望ましく同時交換します。

ラジエーターを取り外す際、エアコンのコンデンサーも外しますのでエアコンガスも入れ替えます。

 

ラジエーターを外すのに色々外さないといけません。

 

ラジエーターがパンクして冷却水が漏れています。

次にウォーターポンプ、同時交換部品のサーモスタットを交換します。

エンジン回りを責めていきます。

 

ウォーターポンプを外すとベアリングが固着していました。

これではポンプが回転しなくベルトが切れてしまいますね。

 

赤い水がウォーターポンプハウジング、手前がオルタネーター

ウォーターポンプとサーモスタット

ハウジングを清掃後状態を確認。
逆の手順でポンプを取り付けました。

冷却水のエア抜き作業を行い、冷間時水を補充して試運転。

冷却水が減っていないことを確認して作業完了です。

警告灯点灯後も走行すると被害が拡大してしまいます。
配達の関係上すぐに停車するのは難しい判断ですが被害拡大防止のため、すぐにリペアまでご相談ください。
黒ナンバー台車のご相談も承っております。

今回の整備費用は
ウォーターポンプ
補器ベルト3本
冷却水
ラジエーター
ラジエーターキャップ
ラジエーターファンモーター
エアコンガス
エアコンガス添加剤
交換して約15万円でした。
同時交換をすると工賃を抑えられますのでお客様とご説明して交換部品追加を提案しました。

整備のご相談、ぜひリペアまでお願いいたします。

日産 クリッパー NV100 DR17V エアコン効かない マグネットクラッチ不良

本日の整備車両は令和2年式の日産クリッパーです。
エアコンが効かなくなったとのご依頼です。
暑い時期になってきてからエアコン修理のご依頼が連日続いております。
早速点検していきます。

なぜフリーになっているか点検していきます。
エアコンコンプレッサーまで通電されていたためマグネットクラッチ内部で断線していると考えられます。
断線しているとマグネットクラッチは動作しません。
断線によってエアコンが効かなくなっていました。

マグネットクラッチのみの交換ができる車両もありますが
こちらの車両は20万キロと過走行でしたのでコンプレッサーも消耗しております。
走行距離が伸びていくと車種問わずエアコンコンプレッサーの故障リスクはあがっていきます。
工賃、エアコンガスの費用を考えるとコンプレッサーごとの交換をリペアではおすすめしています。
お客様と相談のうえリビルトのエアコンコンプレッサーを交換することになりました。

慣れている作業なのでテキパキとコンプレッサーを交換をしていきます。
交換後エアコン内のクリーニング、エアコンガス充てんして作業を完了しました。

エアコンが効いて冷えていることを確認してお客様に返車いたしました。

本日の整備費用は

リビルト エアコンコンプレッサー
エアコンガス
エアコンガス添加剤 (ワコーズ)

約7万5千円でした。


エアコンが効かない、効きが悪くなったと感じられましたらお気軽にお問い合わせください。
黒ナンバー台車の相談も承っております。

スズキ エブリィ DA17V エアコンコンプレッサー ロック エアコン効かない

本日の整備車両は走行中エンジンルームから異音後エアコンが効かなくなったとのことで入庫いただいたスズキ エブリイです。
早速エンジンルームを点検していきます。

エンジンルームを覗いてみるとエンジン補器ベルトが切れていました。

エアコンコンプレッサーがロックしてしまいベルトが切れたと考えられます。
ベルトはエンジンが始動すると常に回転しています。
エアコンコンプレッサーもエアコンのオン、オフ関わらず回転していますが、ロックしてしまうと
ベルトがコンプレッサーのプーリーからこけてしまい切れてしまいます。
DA17Vのエアコンベルトはクランクプーリーとエアコンコンプレッサーのみベルトが引っかかっているため
オルタネーターなど他の補器類には影響がなく幸いにも自走できました。
ですがエアコンが効かなくなり車内は暑くなってしまいます。

経年劣化やエアコンオイルが減少するとコンプレッサーがロックしてしまうことがあります。
コンプレッサー内部がロックすると金属粉が配管内に流れていき細い通路が詰まって二次故障の原因にもなりますので慎重に点検していきます。
結果からコンプレッサー内部ではなくベルトが引っかかるプーリー軸のベアリングがロックしていました。
こちらがロックするとプーリーが動かなくなります。
エアコンオイルを確認すると金属粉はありませんでしたので今回はコンプレッサーとベルト交換のみの作業にします。
リペアでは配管内のスラッジや水分を取り除く全自動カーエアコンマシーンがあります。
念のためクリーニングも実施します。

コンプレッサーをサクッと交換して真空引き、配管内のクリーニングをして
エアコンガスを充てんしていきます。
軽バンのガス量はシビアでグラム単位でしっかりと規定量入れます。

エアコンの効き具合を確認してお客様に返車いたしました。

今回の整備内容は

エアコンコンプレッサー
補器ベルト2本
エアコンガス
エアコンガス添加剤(ワコーズ PAC-P パワーエアコン プラス)

で工賃込みで約8万円でした。

暑い時期となってきましたのでエアコンが効かなくなるのは危険です。
またエアコンは除湿もしているので梅雨の湿度が高い日は車内が曇ってしまい非常に危険です。

エアコンの効き具合が悪い、窓が曇りやすいなどありましたらお気軽にリペヤまでご相談お願いします。
黒ナンバー台車のご相談も承っております。

ダイハツ ハイゼットカーゴ S320V 運転席座面シート切れ シートカバー交換

本日の整備車両は、運転席座面のカバーが破れているハイゼットカーゴです。
早速シートの状態を確認すると、表面が破けてクッションがむき出しになっていました。

このままではさらにカバーが切れて、クッション(スポンジ)がボロボロになってしまう可能性があります。

運転席は乗り降りが多く、シートにダメージを与えやすいです。また、経年劣化によりカバーが固くなり、さらに破れやすくなっています。

今回は座面カバーのみの交換作業を行います。座面のカバー交換は車内ではできず、座席を車から取り外す必要があります。座席を外した後、エンジンフード、カーペット、シートレールなどを分解していきます。乗用車に比べて外す部品の点数が多いですが、軽バン専門店のノウハウを駆使してテキパキと分解していきます。

座面のみになった状態で、純正シートカバーを外します。純正シートカバーは金属性の太いクリップで取り付けられており、このクリップは固くて扱いにくいですが、ようやくカバーが外れました。

次に新品のカバーを取り付けていきます。
シワなく張り替えるコツがあり、クッションもヘタっていてカバーの余りも出てしまいます。なるべくシワがないように注意しながら作業を進めます。

無事にカバーの張り替えが完了しました。

軽バンの座面シートカバー切れは多いです。
軽バンの乗り降りが多い用途だからと考えられます。

車種やグレード、クッションの交換の有無により値段は異なりますが、リペヤでは4~6万円で座面の張替作業を承っております。お気軽にお問い合わせください。

また、黒ナンバー台車の相談も承っております🚗💨

スズキ エブリイ DA64V K6A 車検 エンジン補機ベルト交換

本日の整備車両は車検でご入庫頂いたスズキ エブリイです。
こちらの車両は15万キロ以上走行しているのでガタが起こりやすいところなど重点的に点検していきます。

早速点検していきます。
エンジン補機ベルトを点検するとベルトのひび割れを発見出来ました。

K6Aエンジンはオルタネーターベルト、エアコンベルト2本で構成されています。
エンジンの動力をオルタネーター(発電機)とエアコンコンプレッサー、ウォーターポンプに力を伝えるためにベルトを使っています。
エンジンの動力を適切に力を伝えるために、ベルトの張りを調整しなければならなく、1年法定点検、車検のたびに張り具合を確認して場合によっては交換、張り調整しなければなりません。
エンジンが始動するとベルトが常に回転しています。ベルトの大部分はゴム製なので距離や年数によって伸びたり硬化したりと劣化しやすい部分です。劣化が進むときゅるきゅるベルトから音が鳴ったり、最悪ベルトが切れてしまいエアコンが効かない、発電ができなくなりバッテリー上がり、ウォーターポンプが動かなくなりオーバーヒートなどなど故障の原因になってしまいます。

今回はベルトがひび割れしていましたので交換します。

ベルトを取り外した際、確認箇所があります。
それはベルトが引っ掛かるプーリー部分です。


オルタネーター、ウォーターポンプ、エアコンコンプレッサー、ベルトテンショナーにはプーリーという部品が取り付けられています。
15万キロを超えるとプーリーの軸がガタついたり、プーリーが動かなくなりロックする確率が上がってしまいます。
手でプーリーを回転させてガタツキ、異音を確認します。

今回の整備車両は問題ありませんでした。
よかったです(˙ᵕ​˙ )

補機ベルト交換後、張り調整をして作業完了です。
補機ベルトは5万キロ付近で交換推奨なので早い人だと1年に1回の交換ですね。

整備でお困りのかた、GWでも稼働しているリペヤまでお気軽にお問い合わせください。
黒ナンバー代車のご相談も承ります。

ダイハツ ハイゼット S321V ヘッドカバーオイル漏れ

本日の整備車両は車検(24ヶ月点検)でご入庫のハイゼットS321Vです。

こちらの車両は20万キロオーバーの過走行車ですが

まだまだ走って欲しいからしっかり整備して欲しいとお客様からご用命をいただきました。

リペヤで毎年点検整備をしっかりしているので目立った故障はなく快調です。

ですが定期交換部品は距離と年数で交換していきます。

エンジン補機ベルト

スパークプラグ

エアーエレメント

ブレーキフルード

を定期交換していきます。

点検のためエンジンを始動するとオイルが焼けた臭いがしました。

早速リフトアップして点検をしていきます。

リフトアップするとエンジンヘッドカバーからオイルが漏れていました。

ヘッドカバーはオイルフィラーキャップが取り付けられているアルミ製のカバーです。

ハイゼットのオイルが漏れやすいウィークポイントです。

こちらは非常に高温なエキゾーストマニホールドがカバー近くにあり熱が影響しやすく、カバーのオイルを密封しているゴムを硬化を促進させてしまいます。硬化するとゴムの弾力が無くなりオイルがエンジン外から出てしまいます。またハイゼットのエンジンはエキゾースト側に傾いているためエンジン停止中オイルがエキゾースト側に垂れて、エンジン始動後オイルが焼けてしまいます。

その時に独特な臭いがします。

エキマニ(エキゾーストマニホールド)はエンジン高負荷時800度ほど温度が高くなります。エンジンオイルの発火点は350度なので一般車ではごく稀ですが最悪発火してしまう恐れがあります。

今回は漏れ始めだったので車検合否すれすれの基準ですが、お客様と相談した上で作業をする事になりました。

それでは作業をしていきます。

ヘッドカバー周りは狭く配線が取り付けられているため細かい作業が必要です。

カバーが外れました。

オイル交換のタイミンが適切なのでエンジン内は綺麗でした。
交換タイミングが悪かったり、適切でないオイル銘柄を使うとエンジン内が黒くなってたりします。
案の定ゴムパッキンはパキパキになりつつあり柔軟性がありませんでした。
セラミックスクレーパーで固着している古いパッキンを取り除きカバーとエンジンの合わせ面の面取り作業(ツルツルにする)をしていきます。
狭い場所なので指がつりそうになってしまいます。
ですがしっかりとツルツルにしないと再度漏れやすくなってしまうので時間をかけます。

合わせ面清掃後、新品のゴムパッキンを取り付けて規定トルクで締め付けて作業完了です。

試運転後漏れてないことを確認してお客様に返車いたしました。

いつもと変わった臭いがした時、ゴールデンウィークでもガンガンと作業しておりますのでお気軽にリペヤまでお問い合わせください。

なんだか車から甘い臭いがするでも構いません。

またリペヤでは黒ナンバー代車の御相談も承ります。

スズキ エブリイ PC リミテッド ハイルーフ 5AGS車

支払総額(税込)

62

万円

車検有無

車検2年付

修復歴

オプション

Option

事業用ナンバー登録

事業用ナンバーの登録承ります!
法人、個人事業主の方で新規での登録、代替、増車
ご相談下さい!22000円

間仕切りカーテン

運転席と荷室をカーテンで仕切ることで冷房の効き、暖房の効きが良くなります。長物を載せるときはカーテンを巻いて収納する事も出来ます、16500円

LEDバルブセット

夜の走行で前方が見えにくい方にお勧めします。画像のバルブ全てPIAA製品です。ヘッドライトバルブ、スモールバルブ、ナンバーバルブ、室内灯2個になります。22000円

ミラー型前後ドライブレコーダー
(日本製)

後方カメラはミラーに映してバックギヤに入れると後方下側の映像に切り替わります。荷室の荷物で後方の視界が確保出来ない方にお勧めです。36000円

荷室板張りキット

フルサイズ。荷室に荷物を頻繁に載せる方にお勧めです。荷物が取り出しやすくなります。他に車中泊でも使えます。19000円

室内LEDライト増設セット

夜に荷室に荷物が多数あり暗く見にくい方にお勧めです。荷室にLEDライト2個増設なので一目で荷物の文字まで判別出来ます。運転席にも増設出来ます。12000円

日産 NV100クリッパーバン DR64V 走行不可能 トルコン太郎ATF交換

本日の整備車両は日産NV100
Dレンジ信号待ちでアクセルを踏んでも進まないとのご依頼でご入庫です。

早速点検、試運転を始めます。

試運転を進めるとクラッチが抜ける症状がありました。
こちらの車両は3速AT(オートマチックトランスミッション)でクラッチ抜けの原因を探していきます。

まずATF(オートマチックトランスミッションフルード)の油量をチェックするとオイルが足りていませんでした。
ATではATFを使ってクラッチを繋げたり離したりしてエンジンの動力をタイヤに伝えています。
(上記の説明は厳密ではありません。)

ATFが足らないとクラッチが滑ってしまいエンジンの動力をタイヤに上手く伝えられません。
次にATFが少なくなった原因も探していきます。

通常ATFは少なることはありません。
漏れている可能性があるため車両をリフトアップして下回りを見ていきます。

ATのオイルパンは漏れていません。
しかしエンジンとATの境目が湿っていました。

ここはベルハウジングというところでサービスホールから覗いてみると
エンジンの動力をATに伝えるトルクコンバーターが刺さる
インプットシャフトのオイルシールからATFが漏れていました。

インプットシャフトは回転する部分でAT側はATFで満たされているため
ゴム製のオイルシールを用いてATFの流出を防いでいます。

回転+熱で過酷な環境のためゴムが硬化しやすいです。
そのため漏れやすい箇所になります。

本来オイルシール交換が望ましいですがミッションを取り外すため
修理費が高額になってしまいます。

オイル漏れ具合から見てオイル漏れ止め剤で止まる可能性がありました。
今回のケースではオイル漏れ止め剤の中で
硬化したゴムを柔らかくし本来のシール性能を復活させるのが良さそうです。

またATF交換も必要です。
20万キロ走行していてATFが黒く交換した形跡が見受けられませんでした。
ATFが劣化すると潤滑作用が薄れ、金属粉などの不純物が多くなり
オイルシールにダメージが出やすくなります。
そして劣化すると動力伝達にも影響します。
しかしATF交換をしばらくしていないとAT内の金属粉が舞ってしまい
細いAT油路が詰まってしまう可能性もあります。

お客様にオイル漏れ止め剤、ATF交換の今後リスクを十二分にご説明しご了承をいただけました。

 

それでは早速ATF交換の整備をしていきます。

弊社ではトルコン太郎を用いてATF交換をしていきます。

ATF交換でのリスクを最小限にできる機械です。

リスクが最小限にできる圧送式オイル交換もできますが

今回ATの摩耗状態をみるコンタミテストで金属粉が少なく

循環式でもリスクを抑えられると判断し循環式にて交換することになりました。

こちらは圧送方式よりATF交換量が少ないためご予算を抑えることができます

圧送方式では新しいATFを入れつつ古いATFを抜くため
交換したことによって動かされた不純物の影響を限りなく少なくできる方法です。
半面ATF量が増えてしまいご予算が上がってしまいます。

リペヤでは知識と実績を元に判断しお客様のご予算内に収まるように努めておりますので
こちらの車両では循環方式で可能と判断しました。

DR64V 3速ATのATF量は5.5Lですが、ATF交換効率をあげるため
二回に分けて交換しますので10L交換しました。

 

ATF交換後試運転をしアクセルを踏んでも進まなくなる症状が改善された事を確認して
お客様にご返車しました。

ワコーズ ATF P-S 10L
漏れ止め剤
工賃込みで27,000円で交換することができました。

他車では過走行だからATF交換できないよーとお断りされた方
リペヤにご相談お願いします。
今まで培った実績と知識からお客様にあった整備方法をご提案できます。