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ダイハツ ハイゼット S321V ヘッドカバーオイル漏れ

本日の整備車両は車検(24ヶ月点検)でご入庫のハイゼットS321Vです。

こちらの車両は20万キロオーバーの過走行車ですが

まだまだ走って欲しいからしっかり整備して欲しいとお客様からご用命をいただきました。

リペヤで毎年点検整備をしっかりしているので目立った故障はなく快調です。

ですが定期交換部品は距離と年数で交換していきます。

エンジン補機ベルト

スパークプラグ

エアーエレメント

ブレーキフルード

を定期交換していきます。

点検のためエンジンを始動するとオイルが焼けた臭いがしました。

早速リフトアップして点検をしていきます。

リフトアップするとエンジンヘッドカバーからオイルが漏れていました。

ヘッドカバーはオイルフィラーキャップが取り付けられているアルミ製のカバーです。

ハイゼットのオイルが漏れやすいウィークポイントです。

こちらは非常に高温なエキゾーストマニホールドがカバー近くにあり熱が影響しやすく、カバーのオイルを密封しているゴムを硬化を促進させてしまいます。硬化するとゴムの弾力が無くなりオイルがエンジン外から出てしまいます。またハイゼットのエンジンはエキゾースト側に傾いているためエンジン停止中オイルがエキゾースト側に垂れて、エンジン始動後オイルが焼けてしまいます。

その時に独特な臭いがします。

エキマニ(エキゾーストマニホールド)はエンジン高負荷時800度ほど温度が高くなります。エンジンオイルの発火点は350度なので一般車ではごく稀ですが最悪発火してしまう恐れがあります。

今回は漏れ始めだったので車検合否すれすれの基準ですが、お客様と相談した上で作業をする事になりました。

それでは作業をしていきます。

ヘッドカバー周りは狭く配線が取り付けられているため細かい作業が必要です。

カバーが外れました。

オイル交換のタイミンが適切なのでエンジン内は綺麗でした。
交換タイミングが悪かったり、適切でないオイル銘柄を使うとエンジン内が黒くなってたりします。
案の定ゴムパッキンはパキパキになりつつあり柔軟性がありませんでした。
セラミックスクレーパーで固着している古いパッキンを取り除きカバーとエンジンの合わせ面の面取り作業(ツルツルにする)をしていきます。
狭い場所なので指がつりそうになってしまいます。
ですがしっかりとツルツルにしないと再度漏れやすくなってしまうので時間をかけます。

合わせ面清掃後、新品のゴムパッキンを取り付けて規定トルクで締め付けて作業完了です。

試運転後漏れてないことを確認してお客様に返車いたしました。

いつもと変わった臭いがした時、ゴールデンウィークでもガンガンと作業しておりますのでお気軽にリペヤまでお問い合わせください。

なんだか車から甘い臭いがするでも構いません。

またリペヤでは黒ナンバー代車の御相談も承ります。

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